Q5. 東京外郭環状道路の建設は都と国が決めること。だけどほんとにそのまま進めていいの?
A . 巨額な税金を使う外環道よりも、市民の生活を支えるサービス等に使ってほしい。
環境もコミュニティも破壊する外環道建設に反対すると同時に、外環道に伴う5本の新道路の建設に反対します。
今の計画変更案では、三鷹市で環境破壊(排気ガス・粉塵・騒音・地下水汚染・地盤沈下・渋滞・交通事故増加)やコミュニティーの分断など様々な問題が発生、対処に追われそうです。
市は、影響に懸念を表明しながらも、大深度地下トンネルへの計画変更に同意するとしています。利便性より、負荷の大きい道路計画には、きっぱりと反対を表明すべきだと考えます。
また、インターチェンジを作るからこそ必要とされている5本もの16m道路やトンネルの上に作る「外環の2」。それらの道路は住宅街を突っ切ってつくられようとしています。道路ができれば、交通量が増え、コミュニティは分断されていきます。「緑と水の公園都市」をうたうことが、有名無実と化さないような姿勢が必要です。
また、外環道建設費は総額で2兆円を超えるとも言われます。行革として福祉・医療・教育の施設統廃合を進めてきている東京都には、道路建設ではなく、市民の生活を支えるサービスの充実を訴えたい。
リサイクル・リユース・リデュースを進め、ゴミゼロ社会を目指そう。
三鷹市は、現在分別ゴミ収集を進めています。雑紙・プラスチック・ビン・缶などを分別収集した後、さらに手作業で分別作業をしています。日ノ出町の最終ゴミ処分場に持ち込むゴミの量を減らすために市は大変なコストをかけているといえるでしょう。この負担は、本来であれば自治体ではなく、企業のような生産者が負担すべきです(生産者責任)。また、「リサイクル」よりも「リユース」の可能性を探っていくことが、長期的な環境問題対策には必要不可欠です。今いちど、立ち止まってゴミ問題をあらゆる視点から問い直す必要性がでてきています。
三鷹市は現在、調布市と共同で新ゴミ処理施設を作る計画を決定しています。建設場所と焼却方法は決定されましたが、具体的な設計は現在進行中です。住民の生活にどのような影響を及ぼすのか、今後の具体的な動きに注視していきたい。
雑木林やはらっぱのある公園を増やそう。
三鷹市は公園が他地域と比較して少ないと思いませんか?野川・ICU・井の頭公園など、大きな公園が市の周辺部にはありますが、調べると緑被率は低いし、公園の数も少ないのです。市はもっと増やそうという努力をしているようですが、マンション建設などにより、木が切られて畑がなくなっています。もっと身近に、そして一般市民に開かれているはらっぱや雑木林のある公園を増やしていきたい。市民の生活に潤いをもたらすのは、道路よりも、公園、です。