市役所庁舎建て替えについての野村羊子の見解5

5 【あなたの声が活きる三鷹へ】

今回は「庁舎建て替え問題」を入り口に、三鷹市政の市民に対する姿勢、
情報提供や決定プロセスのあり方、「リソース(資源)」についての考え方
などを明らかにしました。

このような市のありかたは、他のあらゆる課題においても同様です。
市民が自分の市政を把握し、知りたい情報が知ることのできる明確な情報提供、
市民の声を拾い、反映させていけるような決定プロセスなどは、
市長がその気になればいくらでも改善できるところです。

一方で市民は、三鷹市をどういう街にしたいのかを明確にするための
仕組みづくりや話し合いの場作りが必要になるでしょう。

三鷹の「リソース(資源)」をどのように循環させていけばいいのか、その前にどのようなニーズがあるのかなど、今の時代に合わせて発想の転換を行い、柔軟に新しいシステム作りを検討していく必要があります。

際に2017年の12月に太宰治の文学館をジブリの裏の公園に立てようという計画がいきなり提示された際には、パブリックコメントがたくさんあつまり、見直しという運びとなりました。

市民が声を上げていくことで市政の動きや働きをチェックしていくことができるのです。

市庁舎建替え問題でも、今の市の価値観や方針は市民のニーズを反映している
とは、とうてい言えません。

私は、今期の市庁舎・議場棟等建替え検討特別委員会の副委員長として、
委員会の場での質疑においてしっかりとした情報提供を求め続けてきました。

また、これからも引き続き様々な現場に出向き、市民の方の個別のご意見やニーズに寄り添いながら、共に市政へのアプローチを続けていきたいと思っています。