2019年9月議会一般質問「持続可能な未来を創るまちづくりについて」

9月2日に行った一般質問の登壇原稿です。
答弁や再質問等は、議事録が出てから再度「議会での活動」ページにアップする予定です。
録画配信はこちらから↓
https://mitaka-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=145

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんにちは、野村羊子です。
今回の私の市政に関する一般質問は
1 持続可能な未来を創るまちづくりについて として3点伺います。
(1)    男女平等施策推進について
三鷹市は、男女平等参画条例及び男女平等参画のための三鷹市行動計画2022(以下、行動計画といいます)を定め、「男女という性別に関わらず、だれもが個人として尊重され、一人ひとりの個性と能力が十分に発揮できる男女平等参画社会の実現」を目指しています。その前提として、今現在は男女平等の社会が実現されていないという認識があるのは言うまでもありません。例えば、医学部の入試に於いて女性が、女性というだけで一律減点されていたり、例えば、6歳以下の子どもがいる共働きの夫婦で家事・育児にかける時間が週平均夫が84分に対し妻は384分と約5倍、正規非正規の比率や賃金格差等々、データを上げればきりがありません。
そのような中で、基礎自治体として性別にかかわらず平等である社会実現に向けて、何をするのかを定めているのが行動計画です。
そこで、
ア 男女平等参画指標について、お伺いします。
Q1 市の行政委員会・審議会等における女性委員の割合の目標は50%です。達成状況と評価、今後の方向性をお伺いします。
Q2 市職員の管理職に占める女性の割合の目標は30%です。達成状況と評価、今後の方針をお伺いします。
Q3 女性交流室の利用率の目標は50%です。達成状況と評価、今後の方向性をお伺いします。
次に、
イ 相談体制の充実について お伺いします。
Q4 男女平等参画相談員の利用が低調のまま推移しています。原因分析、および改善のための方策をお伺いします。
Q5 「女性のためのこころの相談」を、2017年度より女性向けの「こころの相談室」と性別を問わない「こころの相談ダイヤル」としました。利用状況と2年間の事業の評価をお伺いします。
Q6 相談体制の充実に向けた方向性について、市長の見解をお伺いします。

次に大きな項目
(2)三鷹駅南口中央通り東地区のまちづくりについて、お伺いします。
ア 三鷹駅南口中央通り東地区の都市計画について
三鷹駅前地区再開発基本計画2022において、「都市計画法による第1種市街地再開発事業の活用をめざす」とし、市街地再開発事業は「土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ることを目的」とするとしています。
Q7 第1種市街地再開発事業のスキームを活用するとされていますが、どのような条件の場合に活用できるのでしょうか。
Q8 高度利用地区の条件はどのようなものでしょうか。
Q9 都市計画決定にかかわる今後の手続きはどのようなものがあるのでしょうか。
Q10 この事業スキームによる補助率は、国1/3、都1/6、市1/6と聞きますが、三鷹市の財政支出はどの程度を見積もっているのでしょうか。
イ 質の高いリノベーションについて
まちづくりにおける「リノベーションとは、遊休不動産などの空間資源をイノベイティブな新しい使い方で積極的に活用することにより、街に変化を生み出すこと」と、都市再生プロデューサーの清水義次さんは言っています。
中央通り東地区での再開発は、10年以上前からの計画が前提となっているのではないかと思いますが、この間の社会の変化、そしてこの先の未来を見通した場合、果たして新しい変化を街に引き起こすものなのでしょうか。
Q11 過去の議会への説明では高層ビル建設が予定されていますが、高層ビル建設が再開発の必須条件なのでしょうか。
Q12 質の高いリノベーションまちづくり、例えば紫波町オガールプロジェクトのように小さいリノベーションを積み重ねていく手法等の検討について、市長の見解をお伺いします。

次に、大きな項目
(3) 東京外郭環状道路工事について、お伺いします。
ア 東名ジャンクション受電設備と停電事故について
Q13 6月9日と15日、東名ジャンクション環境施設帯部分に設置予定の受電設備整備の説明会が、世田谷区であったと聞きます。どのような設備で何のために設置されるのか、市は説明を受けているでしょうか、その内容をお伺いします。
Q14 中央ジャンクションでも受電設備は設置されるのでしょうか。また、設置にかかわる説明会は予定されているのでしょうか。
Q15 受電設備の事故は、全国でどの程度発生していると把握していますか。特に、電磁波や火災等についての直近の事例についてお伺いします。
Q16 東名ジャンクション工事現場において、7月25日にクレーン車が送電線に接触するという事故がありました。世田谷区、狛江市、調布市に停電の被害があったと聞いています。事故内容と被害状況の連絡はあったのでしょうか。その内容をどのようなものかをお伺いします。
イ 気泡シールド工法について
東名ジャンクション工事現場をスタートし、40mよりさらに深い大深度とはいえ、住宅の真下を掘り進んでいるシールドマシン2台は、現在小田急線の付近にいます。非常に堅い粘土分が多い北多摩層を通過し、非常に締まって水を通しにくいとはいえ細かい砂が中心の東久留米層に突入します。北多摩層では、野川での酸欠ガス噴出や数カ所での地下水噴出事故を受け、空気を使用せずに掘削してきました。今後は、「添加剤や圧力を調整し、安全な掘進方法を確認しながら掘進」するとされています。
Q17 6月13日開催の第19回トンネル施工等検討委員会の資料に、気泡シールド工法に使う薬剤の室内実験についてのものがあったが、三鷹市域では気泡剤を使用することに決定したのでしょうか。
Q18 帯水層、難透水層等様々な地層が折り重なっている三鷹市域でこの気泡シールド工法を使うことのリスクはどのようなものと把握しているでしょうか。
Q19 気泡シールド工法で掘進を再開することへの住民の説明会開催は予定されているのでしょうか。
以上で壇上での質問を終わります。自席での再質問を留保いたします。よろしくお願いします。