(2017.8.22)
市役所庁舎建替えは、今ですか?
○7/13(木)庁舎・議場棟等建替え検討委員会
まちづくり総合研究所「庁舎等建替えに向けた基本的な枠組みに関する研究会」報告書の内容は以下。
▼現庁舎の課題
①耐震性能;耐震改修後の構造耐震指標であるIs値は0.6の部分があり、国の重要施設の目標値0.9より低い。
②老朽化;1965年建設で経年劣化が進み、給排水設備や空調機、エレベーター等の更新が必要。
③機能向上:狭く分散しており、バリアフリー化やエネルギー効率化も不十分。
▼新庁舎の方向性
・2025年完成をめざし、現在地で建替え。
・本庁舎、第2・3庁舎、議場棟、公会堂、教育委員会事務局を一体的に整備。
・図書館や他の施設機能の複合化も検討。
・費用は140~170億(うち75%を借金)と想定。
野村の提案:様々な市民が個人の立場で集まり、どんな三鷹にしたいのかを考え話し合い、そこから、どんな市庁舎がいいかを提案する「みらい会議」。専門家だけではなく、いわゆる市民だけではなく、企業、NPO、ボランティア、専門職、行政、議員等様々な立場の人が、色々な情報を共有しながら対等に話し合う。建替えか免震改修か、50年、100年を見据えて話し合い提案し、それを行政が最大限尊重する。メンバーは自薦他薦、無作為抽出による招待もありでどうだろう。2/27に開催された「駅前みらい会議」は大盛況。参加者の熱気溢れる会だった。市民の力をもっと活用しよう。
★市民不在で建替え決定?
昨年9月に発足した研究会は、6人の学識者と14人の職員による秘密会で、議事録等の公
開もない。報告書に開催状況とテーマ等が掲載されているだけ。その結果は8/6の市報で公表され、現在地での建替えがほぼ決定。
★財政は大丈夫?
防災公園総合スポーツセンター等の借金は、総額約150億円。借金返済は15~20年間。ここに100億円以上の借金が積み重なる。返済が重なる2030年は、団塊の世代が80代。社会保障費がかさむ一方で、収入源の個人市民税が増えるとは考えられない。大丈夫?
★市民参加手法は今までのまま?
市民参加は、無作為抽出のまちづくりディスカッションにアンケートとパブリックコメント。専門家は助言者会議、議員は議会特別委員会と別々に開催、職員のプロジェクトチームでまとめていく。行政の意向が通るだけ?
★スケジュールありきの予定?
本庁舎が築60年になる2025年完成をめざすが、そこまで急ぐ必要があるの?本庁舎は2011年に耐震補強改修、2016年に外壁修繕。公会堂は2011年に大規模改修したばかり。じっくり検討すべきでは?
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