ニュース no.155 (2023.1.1)

今月のニュース  目次

2023年は、未来につながる年へ
■12月議会のトピック
■個人情報保護条例全部改正
■職員の給与と賞与引き上げ
■市長・副市長・教育長と議員の賞与引き上げ
■補正予算第7号
◆野村の一般質問
■福祉Laboどんぐり山条例
★11/22,23 外環中央JCT工事のオープンハウスと意見交換会
★12/22 いのちが大事市民の声を聴くつどい

2023年は、未来につながる年へ

2022年は、政府の独断専横が目立ちました。ウクライナ戦争が勃発し、それに乗じて日本は米国と一体化した軍事国家へと舵を切りました。気候危機対策は不十分なばかりか、原発の規制緩和や新設まで言い出す始末。コロナ感染症対策でも、世界では収束しているのに、日本では危険性が指摘されているワクチン接種にばかり頼り、流行が収まりません。有害な農薬や食品への規制も緩和する方向で、世界の流れと逆行しています。一方で、税や社会保障の国民の負担額を増やし、物価高や低所得にあえぐ市民は疲弊するばかりです。そんな社会を反映してか、出生数は予測よりも早く年間80万人を割り込むようです。
本当は子どもが元気に育つ社会であってほしいですよね。まずは子育ての経済的負担の軽減。そして、親が子どもに関わる時間的・精神的余裕の持てる働き方、子育て・教育に関わる人が人らしく働き暮らせる処遇などが必要です。ケアが必要な人全てに、その人にふさわしいケアが提供されてほしいですよね。乳幼児、ティーン、障がいや疾病のある人、高齢者、ケアワークしている医療・看護・相談等のスタッフ、全ての人がケアされる必要があります。それを組み込んだシステムを社会で回していく。だから、今政府がやるべきことは、防衛費倍増ではなく、社会保障費倍増のはずです。不要な道路・ダムを造って国土を壊すのではなく、持続可能な社会にするための小規模な農林水産業者への支援こそが、防災対策にもなるのです。
私たち市民こそが、求める未来をきちっと夢見て、その夢に向かって歩みを進めるビジョンを持つ必要がありそうです。政府が迷走すればするほど、一歩一歩、足下から歩を進めていく。日々の暮らしと、国のまつりごとはつながっています。手探りであろうとも、みんなといっしょに歩むことで未来の希望へとつなげていきたいです。
野村羊子

■12月議会のトピック

◆議会の個人情報保護条例、
いのちが大事案を提案、否決。

市条例から議会が除外されたので、議会としての条例制定が必要となった。三鷹市議会も、改正された法を元にした全国市議会議長会に基づく条例提案を予定。それには賛成できないため、いのちが大事案を作成し議員提案した。
「権利の濫用」を追加しない。個人情報は本人から直接収集する。差別につながる要配慮個人情報の収集は原則しない。利用等について個人情報保護委員会に諮問するなど市民の権利を保障するように、条文を追加修正した。
残念ながら、いのちが大事と共産党のみの賛成で否決。令和山桜会案が賛成多数で可決。

■個人情報保護条例全部改正
総務委員会で審議。
国の個人情報保護法「改正」でリセットされた三鷹市の先駆的な個人情報保護条例。基本的人権を守り、市民が権利行使するための条例が、企業等がデータを利活用できるようにするためのものに変えられた。
部長は「法令違反になると言われればできない。国とは4回も協議した」と答弁。名称は変更せず、目的の「市民の基本的人権を守る」は削除しないなど、努力の跡は見られる
しかし、それ以上にも問題なのは「権利の濫用」条項を独自追加したこと。法の原理として明記する必要はないとされているにもかかわらず。目的に書いた人権を守ることに反し、自己矛盾でしかない。
いのちが大事と共産党のみ反対で、可決。

(‥続きは以下の「ニュース」(PDFファイル)に掲載)


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