ニュース no.167 (2024.4.3)

■3月議会

◆「基本構想」野村修正案は否決
１２月に議案上程され、継続審議になり、2月の総務委員会の前後でも修正協議を重ねた。
野村が提案した修正ポイントは、☆基本構想は最上位計画なので、基本理念を掲げ、☆市が責任を持って実施する姿勢が必要。☆2050年を目標年次とするなら、「飛躍と発展」ではなく「持続可能性」と気候危機対策に言及すべき。☆「人間」「障がい者、高齢者」が主体であり、「子どもの権利の尊重」を明示。☆市民自治に基づく市政運営を明示すべき、等。
他会派とは折り合わず、野村修正案は総務委員会で1：5で否決。
粕谷（公明）･加藤（自民）･栗原（共産）（高谷（民主）は委員長のため名を連ねず）の修正案及び修正部分を除く原案は、本会議で22：5で可決。反対はきらり3、半田、中泉。。

◆2024年度一般会計
･国保･介護･後期高齢者特会 予算反対　介護サービスと下水道会計は賛成
832億円と過去最高の一般会計予算。給付･減税一体型の給付金15．5億と牟礼の里農地購入に14億が大きい。国の補助もあるが基金を取り崩す。
都の半額補助で学校給食無償化に踏み切るが、代わりに公立保育園を民営化するのは問題。学校給食に矢吹町･白鷹町産の有機米を年2回だけでも導入することは評価するが、今後の拡充は不透明。天文台敷地に、羽沢･大沢台小を統廃合して造る義務教育学校は、研究会を設置するが非公開での議論で、保護者・子どもたちへの説明は不十分。防災用井戸の水質検査にPFAS追加は評価できるが、その後の対策が皆無で問題有り。居住支援協議会はようやく設置だが、高齢者福祉住宅の廃止検討は本末転倒。国保･介護･後期高齢者医療保険料値上げに反対。

◆人権基本条例野村修正案は否決。
「条例修正を求める陳情」も否決。
議案「人権を尊重するまち三鷹条例」についても、野村は修正協議を申し入れ、5日の総務委員会で継続審議。実は、市の条例案に対して、継続・修正協議は異例のこと。人権条例を考える市民の会からの「条例修正を求める陳情」（署名540筆）、男女平等参画審議会での異例の意見などがあり、修正の可能性を探るため継続となった。
野村は差別の具体的な項目列挙の定義、救済機関の相談員規定を三鷹市男女平等参画条例と同じにする、市民の権利を追加等の修正を提案。
しかし、協議は不調に終わり、27日最終日午前の総務委員会で、野村の修正案は野村と栗原（共産）のみの賛成で2：4で否決。
午後の本会議では、原案を18：5で可決。反対はきらり3、中泉、蛯澤。共産党4は退席。
＊陳情は7：20で否決。賛成はきらり3，共産4。

■野村の一般質問

・市民自治のまちづくりについて

1）審議会等の公開･活性化について
公開の仕方は工夫したい。活性化は取り組んでいるとの答弁だったが、現実は、質疑と答弁という一方通行的なあり方で、議論･審議ではない。実効性ある対応になるか、今後も注視していく。

2)期日前投票所の増設については、検討するが難しい。障がい者、高齢者に対する合理的配慮･支援による投票機会の拡充については、実施しているとの答弁。福祉事業所等と連携した工夫が必要。

3)東京外環・中央ジャンクション南側ランプシールド工事は仙川の川底わずか5m下を掘り進む。添加剤等が川に噴出するとしているのは問題と指摘。十分注意し測定しながら実施するよう要請しているとの答弁。東名ランプシールドマシンがまたもや事故で修理停止中。度重なる事故には不安でしかない。

■陳情･請願は4件

・陳情「『令和6年能登半島地震』への緊急支援を政府に求める緊急決議について」は、きらり､共産､民主､参政の賛成、12：15で否決。
・陳情「『人権を尊重するまち三鷹条例』について」は署名540筆。7： 20で否決。（ 表面＊ ）
・請願「国民健康保険税、介護保険料の値上げを中止し、後期高齢者医療保険料の値上げ中止を求めることについて」は、きらり､共産賛成、7： 20で否決。
・陳情「『燃料費等物価高騰に対する市内中小事業者を救済するための助成金制度の創設』を求めることについて」は、き､共､都ファ賛成9： 18で否決。

■総務委員会
◎三鷹市一般会計補正予算（第9号）
戸籍に振り仮名を振るためのシステム改修費だが、マイナンバー関連であるため反対。
◎パートナーシップ宣誓制度
申請には、事前予約の上、平日日中二人で来庁する。差別的取扱とならないような柔軟な対応を求め賛成。

■駅前･庁舎特別委員会
さくら通り駐車場の東側部分に、URが独自に賃貸住宅建替を進める。そのためのURの建設説明会実施と、さくら通り駐車場･駐輪場の配置換え工事実施の行政報告。

■議員提案意見書
・野村提案；「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律案」の廃案を求める意見書、きらり､共産､民主､維新賛成、12：14で否決
・野村提案；独立行政法人国立女性教育会館（ＮＷＥＣ）の現機能の存続を求める意見書、きらり､共産､民主､維新賛成、12：14で否決。
･石井提案；自民党派閥裏金問題の徹底解明と実効性ある再発防止策の確立を求める意見書、20:6自民のみ反対で可決。
・伊沢提案；地方自治の自主性・自立性が守られることを求める意見書、15:11自民､公明反対で可決。
・民主提案；国の辺野古埋立工事について県との対話を通じた抜本的解決を図ることを求める意見書、きらり､共産､民主､都ファ､維新賛成、14:12で可決。

－＊－＊－＊－＊－＊－＊－＊－＊－＊－＊－

★ 3/30きらりいのち市民の声を聴く集い。チラシを見ての参加者もいて、様々な方から色々な意見を伺いました。

★ 3/31いっしょ広場2024春～ 平和をうたう～
「憲法前文」を歌い、平和すごろくで遊び、絵本を楽しみました。

★3.11いのちを想う誓いのキャンドルナイト
12回目の開催。穏やかな天気で、静かに想いを語り合い聴き合うことができた会でした。

（‥続きは以下の「ニュース」(PDFファイル)に掲載）

---

○日々の活動は、twitterにて発信しています。
↓以下のtwilogはブログ形式で、どなたでもご覧いただけます。
野村羊子 （ http://twilog.org/hitujinomura ）